「片栗粉」

片栗粉は、原野などに自生するユリ科の植物「カタクリ」の根茎(こんけい)からとった澱粉を乾燥させてつくったものです。

江戸時代には、片栗粉は、幕府へ献上されるなどしていたのですが、自生のカタクリが減少したことと、明治以降の北海道開拓が進みジャガイモが大量生産されるようになったことから、ジャガイモの澱粉で作られるものがほとんどとなっていますが、「片栗粉」という名称だけは残ったようです。

この片栗粉は、小麦粉と同様、私たちには馴染みのある粉で、料理のとろみ付けや揚げ物の衣やわらび餅のわらび粉の代わりとしても使われます。

葛粉で作る葛湯と同じように、片栗粉に少量の砂糖を入れてお湯で溶いて食せます。これも病人食として覚えておくといいかもしれません。

そして、カタクリの若葉は、茹でたり揚げたりして山菜として食べれます。

またカタクリは、写真のように可愛らしい花を咲かせますので、観賞用にもなります。